本コバブログ:とはずがたり「2025年締。今年も一年間ありがとうございました。➕今年のベスト本紹介」
「本と、珈琲と、ときどきバイク。」の
店主がお送りするブログ。
略して“本コバブログ”。
今年も年の締めくくりに
2025年一年間の感謝を込めて
このブログを綴りたいと思います。
なるべく簡潔にご挨拶をさせていただきますね。
そして
今年は僕自身の読書の傾向が
新刊小説ではなく、
ビジネス書や既刊の小説に
意識が向いていたので、
なかなか新刊小説界隈の話ができず、
分析もできないわけですが、
その中でも、ちゃんと出合えているんです!
これはよかったぞ!という新刊小説に!!
この場にて何冊か紹介できたらなと思います。

開業してまる四年、
すでに五年目に突入している2025年末。
今年も一年間、当店のご利用ご来店
誠にありがとうございました。
土日のみの営業に変更した
一年ではありましたが、
少ないながらも遠方から
通販をご利用の皆さまにも
心より感謝申し上げます。
何とか体調崩すことなく
立ち続けられたことも一安心です。
(おそらく一生気を抜けない笑)
年々変化しつつも
こうして地味ではありますが、
コツコツと一年、また一年と、
その連続で積み重ねていってますが、
本の売買だけでなく、
何かお客さんに還元できる付加価値を
サービスできないかと
頭を悩ませているのが昨今。
なかなかイベントを開催しづらいのが当店で、
3坪程度しかありませんが、
どなたか作家さんや同人活動している方など、
何か展示即売会等、開催したい方おりましたら、
SNS等でご連絡いただけますと幸いです。
ウェルカムでございます。
そして
来年は5周年の年となりますし、
当店らしく何かできることはないかと模索中、、、
金銭面の余裕が全くないという
難しい状況ですが、引き続き検討して参ります。
僕はデザインスキルこそ磨いてきましたが、
天才でもないし、商売の才もない、
ビジネスの才があるわけでもありませんで
不器用ながらとにかくお店を続けること、
これに尽きるのかと。
全然儲からないし休みもない、
それでもお店を続ける理由は
自分らしく積み重ねた先に見えてくる
景色が見たいのです。
当店のコンセプト
「バイクと出逢うための本屋」が
日本のバイク文化に貢献できたのかどうか、
素敵なライダーの増加に貢献できたのかどうか、
人々や地域の成長に貢献できたのかどうか、
その景色が見たいのです。
ひとまず目標は10年続けること。
そうしてやっと一年生という感覚でおります。
社会情勢も刻一刻と変化するなかで、
10年立ち続けた先には
また一皮むけた当店が
新たなストーリーを紡ぐことになるのでしょう。
まだしばらく先ですが、
お付き合い頂けますと幸いです。
乞うご期待ください。
引き続き、変わらぬご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます。
それでは良いお年をお迎えください。

挨拶はこの辺にしまして
今年の本として、
個人的目線で紹介したい
オススメ本をサクッとご紹介!
まずはこの一冊↓

僕が読んだ今年の新刊小説
ベスト一冊になります!
砂村かいり 著
「へびつかい座の見えない夜」
〈あらすじ〉
あなたが集めてきたものは、
決して無駄なんかじゃない
ペットボトル飲料の
おまけ収集を通じて生まれた、
孤高な同僚との交流を描いた表題作をはじめ、
一見価値のないものを大切にする人々の姿を
優しく綴った愛おしい短編集
地方の不動産会社で働く瑞季は、
鬱屈した日常の中、
自分だけの小さな楽しみとして
「アルパカのヤスオ」の
キーホルダーをひそかに集めている。
ところが、孤高を貫いて怖がられている
先輩社員の今泉さんとの意外な共通点や
ささやかな交流を通じて、
瑞季の心に少しずつ変化が訪れる。。。
表題作をはじめ、
誰かにとっては価値のないものを
大事に集める人と、
その心を汲み取ろうとする人たち。
そんな彼・彼女たちが、
ぎこちないながらも
心を通わせていく姿を優しく綴った、
五つの物語からなる愛おしい短編集。
(版元ドットコムより引用)
"収集癖"、、、大変切り口が新鮮でした。
そして
そんな小さな趣味から紡がれる人間ドラマが
どこかの誰かの背中を押す展開になっていく
という驚きが、この小説の何よりの醍醐味。
それを味わえたことが
僕の心を掴んだ理由です。
一見苦手なことや、自分とは関係ないと
思うようなことでも、意外なところで
つながることがあったり、
巡り巡って、苦手が得意になっていたり、
"人の変化"というのはわからないものだなと。
結局、可能性を閉じてしまうのは、
誰のせいでもなく、自分のせいなのだと
気づく一冊でもあったなと感じました。
あれこれとやってみる。そこに可能性あり!
まさにスティーブ・ジョブズの名言、
「Connecting the dots」だなと。
(気になる方はぜひ調べてみてください)
物語のテーマこそ、日常の小さなことですが、
そこを描くことで、大局を掴める、
そんな奥深い短編集でございました。
つづいて、ベスト2位はこちら↓

吉田篤弘 著
「#東京アパート」
〈あらすじ〉
「部屋が人生を決めてしまうのかな?」
「それとも、人生が部屋を決めるのかね」
フランス、ドイツ、イタリア、アメリカなど
各国で翻訳されたロングセラー『おやすみ、東京』。
そして、新たな東京の物語が始まる。
隣の天使から届けられる悪魔のケーキ。
ベランダに置かれた大きな桃。
「巨大アパート」でゴム印をつくりながら
物語を紡ぐ青年。
世界でいちばん雷の落ちない部屋。
夜な夜なカラスと話す電話回収屋。。。
東京のアパートで暮らすさまざまな人びとの
夢やさみしさ、ささやかな幸福と奇跡。
あたたかな交感が街を照らす、
愛おしくかけがえのない21の小さな灯の物語。
(版元ドットコムより引用)
とっても静かで優しい。
ベッドサイドで読むのに最適かもしれません。
この本もどこかの誰かの息遣いを
想像できる一冊で、
日常のなかのちょっとした不思議や、
癒し、フゥと一息ついて、
視点を変えてみませんか?と
新たな発見につながるような
まるで「フリスク」のような一冊でした。
かなり短めの短編集で、
21作品収録されていますが、
一編一編がとても濃厚で想像力豊か。
妄想癖のある方はとても楽しめる短編だと思います。
安眠できそう笑
あらすじにもありましたが、
続編というわけではありませんが、
前作「おやすみ、東京」も取り扱いございます↓
もちろん他作品も多くございます。
当店はかなり「吉田篤弘」さん推しの本屋です♪

以上、今年紹介したい本でした。
じつはもうあと2冊ほどあるのですが、
毎度のように
あまり長くなっても
頭に残らないので、
特に面白かった
この2冊を挙げたところで
締めたいと思います。
年末もこのような雑多な長文に
時間を費やして
お読み頂きありがとうございました。
また来年もペースはゆっくりですが、
コツコツとブログをアップしますね。
それでは、改めまして
よいお年をお迎え下さいませ☆

