簡単に当店の前段から紹介をさせて下さい。

「本と、珈琲と、ときどきバイク。」は
”バイクと出逢うための本屋”がコンセプトの
静岡県内最も小さな本屋です。

代表の庄田 祐一と申します。

世の中の売れ筋よりも、
行ってみたい、やってみたい、
食べたい、知りたい、〇〇したい、
どうでもいいけど気になる…
といった好奇心に繋がる本を主に、
人の気持ちに寄り添える本、
感受性を培える本、
美意識を磨けるような本などを扱ってまして、
その先に“バイクが見える”という
私自身の感性と視点で選書しております。
自身の心が動いた先にバイクがあると信じて、
バイクへの入口の裾野を広げる場として
本屋をはじめました。

私にとってバイクとは、本を読むことと
同じように人の感性を育ててくれる、
人の可能性を広げてくれる、
暮らしに欠かせない"ムダ"なものだと
捉えています。


人生、楽あれば苦あり、山あり谷あり
倒れることもあるけれど、また起き上がればいい。
自分のペースを掴み、
自分のペースで進むのは案外難しいもの。
だって周囲の音はうるさく、
ある程度は周囲に合わせないと事故だって起こる、
迎合しなければ進まないことも多いから。
日々いろんなことを考え、折り合いをつけながら、
自分の人生、暮らし、居場所、社会、仕事、
好奇心、想像力、美意識と丁寧に向き合い、
心豊かに穏やかに、ゴキゲンであり続けるために、
バランスを常に取り続け、
この窮屈で不安な時代に血に足つけて、
踏ん張って、堂々と生きていく。
僕はそういう人を美しいと思う。

でもそれって、バイクそのものじゃない?
だからバイクは美しいんだと思う。

そして
これらの感性を育てるのに、
最も寄与する一つが"本"であり"本屋"だと考えています。
本もバイクも自分と向き合う時間という意味では共通。
ふと出合った一冊があなたを変えるかもしれない。
強く揺さぶられたことが自身を彩る、
それがあなただけの真実です。

あなたの感性をくすぐり、
何かのきっかけと出会える場所として機能させるべく、
"あなただけに寄り添う美しい場所"として
僕は「本屋」を選びました。

その一冊がバイクとの出逢いに
繋がりましたら幸いです。
大丈夫、あなたは美しい。
だから、バイクに乗るんだ。


そんなバイクに老若男女、
皆が先入観を気にせず
壁なく出会って欲しい。

バイクに乗る乗らないを分ける
境界線って何だろう?
一つの答えとして、好奇心を筆頭に、
感受性や美意識が大きく左右するのではないか
という持論の元、
本屋こそがバイクと出逢う大きなきっかけと
なり得るという仮説を体現したお店になります。

「本と、珈琲と、ときどきバイク。」は
“バイク×本”のある暮らしの美しさを伝える、
人とバイクを本でつなぐプロジェクトです。

まだバイクのことを知らない
潜在的な未来の素敵なライダーを増やす
お手伝いがしたいのです。

自分だけのバイクと出逢い
自分だけの本と出合うことは、
好奇心を広げ、感受性を豊かにし、
美意識を磨ける唯一無二の美しい体験。
それがどれだけアナログで、
不便で、非効率なことであっても
その"ムダ"の積み重ねにこそ、
この窮屈な現代社会を豊かに
生き抜くヒントが隠されていると考えます。

当店は、バイクの未来、人の未来、
日本の未来を見つめた小さな書店であり、
人が人らしくいられる豊かな場所にしたい
という思いを掲げて当店を立ち上げました。

当店の本棚には様々な可能性の"タネ"を
散りばめておきましたので、
どう育つのか、育てていくのか、
見守っていきたいと思っています。
私自身も、皆さんに寄り添い、
そっと背中を押せる人であれるよう
日々成長して参ります。


まだまだ語れるのですが、
ひとまず、以上が当店に込めた
私のメッセージになります。
その他具体的なお店情報は「お店情報②
または通販サイトにてご確認頂ければと思います。
不定期更新ですが、ブログのほうでも
本の紹介や雑談など綴っておりますので、
ヒマな時にでも覗いてみて下さいませ。


本と、珈琲と、ときどきバイク。
代表 庄田 祐一